ヨーロッパ見本市で「来場者の印象に残るブースとは?」というと「LEDスクリーンを使ったブース」があげられます。
実際、ヨーロッパ各地の見本市での出展を手がけていても、LEDスクリーンを活用したブースの成功例が多く見られます。
今回は「LEDスクリーンがヨーロッパ見本市でのブース施工で選ばれる理由」についてのお話です。
ヨーロッパでLEDスクリーンが選ばれる理由
ヨーロッパ見本市のブース施工でLEDスクリーンが選ばれている理由は、その「多様性」と「海外での出展ならではの利便性」「デザイン性」にあります。
■LEDスクリーンの多様性
大画面のスクリーンとして活用することはもちろん、例えばLEDスクリーンをカーテンのように使ったり、自社製品をイメージさせるスクリーンの形状にすることで、来場者が「思わず見てしまう」ようなインパクトを与える企業もあります。
「こんなに大掛かりなスクリーンの設置は時間がかかりそう」と思ってしまいそうですね。
ただ、ヨーロッパ見本市では、日本に比べて「ブース施工の工期を長くもてる」傾向にありますので、このような大掛かりなスクリーンの設置も実現可能なのです。
■LEDスクリーンの利便性
海外での見本市出展ならではの利便性もLEDスクリーンが選ばれる理由です。
コロナやウクライナ戦争などの世界情勢の影響で、現地への輸送費は残念ながら上がっています。つまり、日本から「ブースでの展示物」も「装飾」も...とあれこれ輸送しようとすると、「輸送コストが跳ね上がる」という悩みがあります。
その点、LEDスクリーンの場合は、大画面スクリーンなどの機材は現地で調達できるので、輸送費を大きく抑えることができます。
■LEDスクリーンのデザイン性
また、「ブースのデザインをシンプルにできる」というデザイン面の利点も重要です。
たくさんのライバル企業も参加する見本市では、ブースに立ち寄った来場者には「なるべくたくさん自社のセールスポイントを知ってもらいたい」と考えるもの。
ただ、限られた空間にたくさんの情報(セールスポイント)を詰め込みすぎると、来場者が「どこを見ればよいか?」迷ってしまいます。その結果、アピールしたい情報を見逃される・・・というこも。
壁面にインパクトのあるLEDスクリーンを設置して「大きな電子カタログ」のように活用すれば、「空間はシンプルに。セールスポイントは分かりやすく」を演出することができます。
ちなみに、こういったシンプルなブースデザインが好まれるのも、ヨーロッパでの見本市の傾向といえます。
LEDスクリーンは、スクリーン内でクリアに映し出された「動画」を見せるので、一般的な展示と比較すると「来場者の目にとまりやすい」傾向にあります。
また、たまたまブースの横を通りかかったバイアーに(立ち止まってブースに立ち寄らなかったとしても)「プロダクトの特徴や魅力」をたった数秒で伝えられるのも魅力です。
「ヨーロッパ見本市での効果的な演出がわからない」という方は、一度ご検討されてはいかがでしょうか?