「国際見本市への出展を検討したいが、コロナの影響で踏み切れない」
「コストをかけて出展したところで、リターンが少ないのでは?」
こんな風に考えていませんか?
海外出展にとってはマイナスのイメージもある新型コロナウィルスの影響ですが、実際に出展に踏み切った企業の「現場の声」によると「コロナ禍はむしろチャンス」とも考えられます。
今回は、海外見本市で本気の商談を狙いたい企業にとって「コロナがむしろチャンス」となっている状況についてご説明します。
海外見本市で本気の商談を狙うなら「今」がチャンスな理由2つ
本気の商談を狙うなら、以下の2つの理由で海外見本市は「コロナ禍の今」がチャンスです。
理由①明確な目的を持った来場者しか来なくなった
理由②ライバル企業が減っている
理由①明確な目的を持った来場者しか来なくなった
新型コロナウィルスの影響で、見本市への参加者数・来場者数が減った結果「明確な目的をもったバイヤー」が多く来場している傾向にあります。
明確な目的をもったバイヤーとは「買い付けへの本気度が高い」バイヤーのことです。その結果、コロナ前の見本市よりも「商談の質があがっている」と感じる企業も増えているようです。
実際に、成約率は「コロナ前を抑えて過去最高」という声も聞いています。
また、感染対策によって「バイヤーの見本市への滞在日数が減っている」ことも、商談の質を上げる追い風となっているようです。
バイヤー側としては、例えば「たった1日の滞在で」買い付け商品を選定する必要があります。つまり「バイヤーが商談テーブルにつく=成約を本気で見込んでいる」傾向になりやすいのです。
理由②ライバル企業が減っている
2022年春から夏の傾向では、日本企業の出展数はコロナ前と比較して60%ほどに。
これは単純に「ライバル企業が減っている」とも言い換えられます。その結果、大きな会場でも他のブースに埋もれることなくバイヤーに「見つけてもらえる可能性が上がる」、つまり商談を狙うにはチャンスとも言えるのです。
さらに「デザイン性の高いブース」や「効果的な映像」などの来場者の目を引く工夫で、さらに印象に残してもらえる可能性があがります。
来場者数が多ければ「それだけチャンスも多いのでは?」と考えがちです。
しかし、実際はたくさんの人が来場したとしても、質の高い商談や成約につながらなければ「出展の本来の目的」は果たせていないのではないでしょうか?
「本気の商談をしたい」とお考えの方は、「コロナのピンチをむしろチャンスに変える逆転の発想」で出展を検討されてみるのも良いかもしれません。